君と好きな人が百年続きますように

薄紅色の可愛い君のね　果てない夢がちゃんと　終わりますように　君と好きな人が

百年続きますように
桜の花が終わると咲き始めるハナミズキの花　ハナミズキの花をみてつい口ずさみたくなった歌　その木の名前の歌ですね

この歌はアメリカでおきた同時多発テロ「9.11」をうけて一青窈さんは作られたとか

初めて聴いた時に思ったのが、果てない夢がちゃんと終わりますようにって歌詞です「叶いますように」じゃないんだな～って　夢って出ると叶えるってつい思うじゃないですか（私だけかもですが）　ただこの歌が不本意に人生を終わらせられた死者からの祈りの歌と思えば腑に落ちたんです

夢ってよく頑張れば必ずかなうって、夢を叶えた方々が言いますが実際そうじゃないですよね　頑張っても叶わないこともある　それがその人の頑張りが足りないって言われているみたいであんまり好きじゃないんです　その言葉は個人的に

でも自分は叶えられなくても、次の人に託すことはできる　自分がやってきたことを受けて、他の人が夢を引き継いで叶えてくれることもある　夢ってそうやって繋いで行けるものだと思うのです　でも不意に人生を絶たれてしまったらそれも叶わない

だからこそ「ちゃんと終わりますように」と、君の夢が誰かに絶たれることなく、人生を全うして終わらせることができるようにって願っているのかな、と勝手に思ってます
水際まで来てほしいってところは、現世とあの世の境目の川のことですかね

そっちには行けないからここまで来て、そしてこのつぼみをあげよう

花ではなくつぼみなのが、未来を表している気がします
僕の我慢がいつか実を結び　果てない波がちゃんと　

止まりますように　君と好きな人が　百年続きますように

辛いけど苦しいけど悔しいけど、我慢するから、恨まないからどうか、この悲しみと憎しみ復讐の連鎖が止まり、争いがなくなりますように　自分みたいにある日突然、誰かによって人生を終わらせられることが無いように　

あるテロで妻を失った男性が語っておられた「自分はテロリストを憎まない、決して報復もしない、幼い子供にも憎まないようそう伝えていく、それが自分のテロリストへの報復だ」というようなことを見た記憶があります　憎しみは負の連鎖しか生まず、報復は新たな哀しみしか生まないから　なので自分は負の連鎖を断ち、テロのない幸せな世界を作っていくって

百年って一世紀、人が頑張って長生きできる時間だと思うんです　だから君が好きな人と長生きできますように、どうか生きて欲しいって事なのかな

そんなことを思いながらハナミズキを聴いています

あとハナミズキって返礼の木ともいわれるそうで

日本から桜を送った返礼にアメリカから送られたのがハナミズキだったそうで

だからこそこの曲の題になったのかな

まあ個人の感想ですが　

歌の力って凄いな～と思う今日この頃です