いろは歌の暗号 百人一首の謎
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせすん
色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
最近ちょこっとサクチャで話したので
前に興味があって調べたことがあって、響きも好きで諳んじられるまでになりました
47文字を使ってこんな歌が詠めるのか!と尊敬の念を感じえませんが、前にこの歌実は暗号が隠されてるって聞いて、俄然興味が湧いて調べたことがあるんです そんな話し大好物です!
原文は7文字づつ
いろはにほへと
ちりぬるをわか
よたれそつねな
らむうゐのおく
やまけふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせす
と書かれていたらしく、これを最後の字を拾っていくと、とかなくてしす となります
つまり「咎無くて死す」と無実の罪で死ぬ事を伝える文になるそうです びっくらだ
この歌作者不詳ですが、悲劇な最後を迎え、これだけの歌が読める人=柿本人麻呂説があるようですね ただ時代背景とか諸々考慮すると、別人説もあるようですが
あとはこれ自体、暗号なんかではなく、こじつけ説もありましたね ふむふむ
確かにイエスという言葉が出てくる!ってのもあって、そこまでくると深読みし過ぎ感を感じえませんが なんとかして人って意味を見出そうとする、というか自分が見たいものを見つけようとしますからね
その辺は置いとくとして、咎無くて死した方の無念の歌かもしれないと思えば、また気持ちも変わってきますね それが時代を超え、今その歌を読んでいると思うと感慨深いです
あとはこの咎無くて死すは、罪の無い人生を送る事だと言う意味と捉えるポジティブ(?)思考もあって面白いです
どんな意味で詠まれたのか その真意は永遠に分かりませんが、今この歌を読んでいる人達が、色々想像するのは楽しいですね
和歌ついでに
も一つでっかい謎のある和歌集 百人一首
藤原定家が監修したにしては駄作が多い事、有名な歌人のなんでそれを選ぶ?もっと他に良い歌いっぱいあったよね!?な歌を選んでる事、入るべきと思われる歌人の歌が入ってない事などが上げられるそうで
その辺は個人の好みだから…と言えなくはありませんが、その代わり的に百人秀歌ってのを作ってるんですよ 定家さん………
藤原定家ともあろう人が、なぜ、百人一首を作ったのか 謎ですよ!胸がときめいちゃうじゃあないか!
その謎をいろんな方が考察されていて、実に面白い ある方が百人一首の歌は繋がっている 例えば春から花にみたいな感じで繋げられる事をあげられていました ただそれだと、どうしても繋がらない歌も出てくる その考察からさらに他の方が実は曼荼羅図になるんじゃないかと繋げていったり 実に面白い!真相は分かりませんが、いろんな方が考察し、それをさらに広げていったり 上手く言えませんが凄いですよね
真相は分からないけど、昔の方がどんな思いで読んだ歌なのか、どうしてその歌を使い歌集にしたのか、思いを馳せるのは楽しいですね