オーデュボンの祈り
「だとしても、オーデュボンは願っていたんだ」
「彼はリョコウバトの大群を、その壮麗さは言葉では表現できないと言い、壮大な景色が永遠に続くことを望み、祈っていた。そうに決まっている」
伊坂幸太郎さんの「オーデュボンの祈り」から
なんとなくここの景色を見ていたら思い出した一節
このオーデュボンの祈りは伊坂さんを初めて知った本であり、伊坂さんの小説で一番好きな話です
未来を知ることができる案山子がなぜ、自分が殺されることを防げなかったのか、島に足りないものとは何か、あとおかしな島の住人が繰り広げる様々な謎が徐々に集結し、物語が完成する様は圧巻というか感動でした
登場人物の濃さとか物語に引き込む力とか、処女作からさすがの一言です
空を覆いつくし飛ぶリョコウバトの大群 それが三日三晩続いたとか
そんなリョコウバトの渡りをこの目で見て見たかったですね
もうそれも叶わない願いですが
月と鳥
新マップはとにかく綺麗♪
久しぶりにまた読み返してみようかな